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B-BOY POST (BRAND NEW)

B-BOY POSTを新しく引っ越ししました。

TA-TI 「LIFETRAVEL」作品レビュー&TA-TI インタビュー

様々の良作が生まれ続けている日本語Hip hop


全ての良作を紹介したいが、全てだと一生かかってしまう(笑) 

 

やばい作品をできるだけ紹介しよう。

 

Japanese B-BOY Post 作品レビュー第一段は

 

今年3月にリリースされた作品だ。

ラッパー名は TA-TI(ターティ)


作品名は LIFETRAVEL

JAZZY HIP HOPが日本にも広く浸透して20年近くたつがテーマとフローなどがBEATとガッチリと握手しあうような作品は少ない。

メロウなJAZZ BEATには恋愛系のリリックが合うのだがラッパーのキャラクターから恋愛RAPはあまりしない人が多い、、
そんな日本のJAZZY HIP HOPの現状を打破する作品が今年2017年にドロップされていた。
JAZZY HIP HOPと日本語ラップがガッチリと握手したような作品を手がけたラッパーは TA-TI〈ターティ〉 アルバムタイトルは「LIFETRAVEL]だ。
まだまだ知名度はさほど高くないのでTA-TIのプロフィールから紹介しよう。

TA-TI

2007年より活動開始。
2016年に自主制作リリースした、FREE EP『自己覚知』がDJ Ichikawa(VOLTA MASTERS)に評価され、同年Fuga A.Oプレゼンツ
のコンピレーションアルバム『KABOOKEY HIPHOP』に参加。
6月にiTunesシングルリリースした楽曲『Learn From The Past Ft.RWEMY』のMVがアメブレイクで取り上げられ、ラジオ番組TOKYOHOTLINE-日本語ラップ専門番組で厳選されオンエアされた。
7月にリリースしたシングル、『Imagination』もAmazon HipHopMP3
ダウンロードランキングで3位を獲得。
8月にデビュー前ながら仙台、9月には大阪で、Guest Live出演を
果たす。都内でも自らイベントをオーガナイズする等精力的にLive活動も行っている。ビートメイクにも定評があり、自身の他にも多数のアーティストに楽曲提供を行いビートメイカーとしても評価を得ている。
また、クェート人MC 2RABUが主宰する全世界から”スキルがやばい奴”を集めて結成されたCREW、「B.S.C.CREW」に参加し、ワールドワイドに曲の制作を行い活動の幅を広げ、2RABUと同じく「B.S.C.CREW」のBeatmaker Y2Dと制作したFREE音源”Borderless”がイギリスロンドンのラジオステーションでプレーされ国内外で話題となる。
2017年横浜CRIBにて、フィラデルフィアのラッパー”Steph Pokets”のジャパンツアーと一緒にデビューアルバム「LIFETRAVEL」のリリースパーティを行い、
2017年3月22日River City Music Ent.よりデビューアルバムLIFETRAVELをリリース!! 



それではTA-TIに簡単なインタビューをした。

◎まずTA-TIがラップを始めたきっかけを教えてください
「初めて聴いた日本語ラップは般若氏の”おはよう日本”でした。それからキングギドラの”最終兵器”を友達ち勧められて、HIPHOPの姿勢みたいなものに強く憧れを抱いていました。その頃幼馴染のラッパーRWEMYがNewYorkでラップをしていて、幼馴染が出来るなら俺も出来るだろうと思ってラップを描き始めました。」

◎今回のアルバムを作った経緯を教えてください。
「もともとアルバムは遅かれ早かれだしたかったので、ダラダラと曲を作っていて、”KABOOKEY HIPHOP”のリリパの時に昔からファンだったVOLTAMASTERSのDJ ichikawaさんに、”うちから出そうよ”と言われRevolution Recordingに通うようになって音源を纏めて完成しました。」

◎今回のアルバムのコンセプトと製作で苦労した話を教えてください
「アルバムのコンセプトは、心地の良く聴ける日本語ラップって感じで、もともともちろんVOLTAMASTERSもですが故NujabesNOMAKのやっている音楽が好きで、でもあの感じで日本語ラップしてる人ってあまり聴かないしそれをやりたかったので、リリックの内容は後から解っていくものだと思うので、それよりもリラックスして聴いてもらいたいですね。
苦労したことは特になくて楽しくできましたね。w
アートワークのプレス以外はスムーズでした。w」

◎普段はどのような生活をしているんですか?
「普段は知的障害者施設の生活支援員をやっています。 趣味はサッカーとドラクエです。w」

◎影響を受けたArtistは?
「多かれ少なかれ触れてきた音楽から影響は受けてると思いますが、やっぱりNujabesが1番好きです。もちろんShing02そしてK DUB SHINEはいっぱい聴きましたね。」

◎今後の予定を教えてください。
「夏頃にiTunesでEPを出して、また春に2ndアルバムを出す予定です。」

~かなり期待できます!!

そして6月に新しいアルバムをフリーで配信!

‪◼️NEW ALBUM◼️‬
【絶対不可侵領域1.5】
https://soundcloud.com/ta-tiofficial/sets/1-5
(All produced by.TA-TI)

こちらもかなりヤバイ作品だ。



では作品レビューと行こう。


TA-TI / LIFETRAVEL
商品情報
発売日 :2017/03/22
フォーマット :CD構成数 :1
製造国 :国内
レーベル :River City Music Entertainment Inc.
規格品番 :RRCRA-170101

ソングリスト
1. Departure-intro-
2. Fly me to the Moon Ft.Sierra
3. One Of A Kind Ft.2RABU
4. Learn From The Past Ft.RWEMY
5. Luvsodie
6. Interlude
7. Non-Verble
8. MIND FLOW Ft.Sunny-D.Fuga A.O
9. Imagination
10. Circulation
11. Return Journey-outro-

まず目を引くのがジャケットだ!およそヒップホップのジャケットとは思わないかもしれないデザインとなっているが、CDを聞けばジャケットの世界観はぴったりとハマる。

1. Departure-intro-
長尺に感じるインストのイントロは、これから始まる旅の準備となる!prod by TA-TI なので自らのbeatをイントロにぶっこんできた。beatmakerとしてもかなりのスキルがある!

そして2曲目は Fly me to the Moon Ft.Sierra 何とこの曲をprodしたのはVOLTAMASTERSだ。 Jazzの名曲をそのままサンプリングしたフックを歌うのはsingerのSierra、かなりのベテランで色気のある歌い回しでツボ! 愛についてのラップはたまに恥ずかしくて聞いてられない!作品もあるが、ラップとしてもリリックとしてもすんなり耳に入ってくる!それにサックスの音色がはまり音楽性もすさまじく高い!これは間違いなくにclassicsとなる名曲だ。

3. One Of A Kind Ft.2RABU prodはyottiでbeatが心地よいリズムである! それに小刻みなラップが映える!featuringの2RABUのラップはいきなり英語だがまるで違和感なし!カフェで流れていてもおかしくない曲だ。

4. Learn From The Past featuring RWEMYシリアスな曲調のピアノループで始まる。 タイトル通りの過去を力にする曲だ。パンチラインが多く胸に突き刺さる。featuring のレミーもかなり良いバースをキックしている!

5. Luvsodie こちらもLOVEをテーマにした曲でprod はTA-TI 本人、このアルバムの凄さは数人のbeatmakerが、いるにも関わらず一貫性があり聞きやすい! 

6. InterludeこちらもTA-TI本人のbeat! 程よいタイミングでインストが入ってくる

7. Non-Verble こちらのbeatはLunniebeatsだ。 TA-TIの回転の速いラップが映える。フックは歌うようなフロー、これは音痴じゃできない芸当だ

8. MIND FLOW Ft.Sunny-D.Fuga A.O beatはTA-TI かなりのチル系HIP HOP!featのSUNNY-Dのラップはかなり変則的フローなのだが超くせになる!そしてTA-TIからfuga A.Oとスムーズにラップが繋がる。3人ともかなり男気のあるリリリックてある。

9. ImaginationこちらはLunniebeatsのprod。こちらもフックは歌うようなフロー、かなり心地よいリズムでチルできる名曲。

10. Circulation prodはyottiこのアルバムにインパクトと強弱をつけているのは間違いなくyottiのbeatだ。世界でも評価されて良いbeatmakerだと思う。「あるがままに流れるままに」パンチラインです。

そしてラストチューンは
11. Return Journey-outro- 最後の曲はTA-TI のインスト、旅の終わりだが終わりは始まりでもある、そんな気持ちにさせてくれるbeatだ。

全体を通してjazzが前面に出ており全面にも出ている。
TA-TIがいかにリリシストなのかもわかる。

今後も期待できるartistである。